2018年8月22日水曜日

8月リター仕分け

8月リター仕分け作業 しおじ会員2名 受講生1名 職員1名
 リター仕分けされた資料から、ブナ・イヌブナ殻斗(カクト)の仕分けを行いました。
作業の本質は、28林班に25か所設置されている種子等の捕獲機で1か月おきに収集された落下物を仕分けしたものの中から、ブナ・イヌブナ殻斗の数をカウントするもの。
 「ブナを中心とした森」は豊作・不作・並みを繰り返している。年ごとの落下した種子の数や重量を測り、当時の天候や気温、風向風速などの基本データーと照らし合わせ、森の豊作・不作のメカニズムを解析する。



 といっても作業はいたって単純で、仕分けされた袋から、殻斗の袋を出し、数をカウントするもの。単純なだけに、飽きる!つまらない!もうやりたくない!と悪魔の囁きの三拍子が揃う。そんな中でも、先人たちの仕分けした殻斗袋の中から、種子が出てくると、「何かな?どうしたのかな?眠かったのかな?」と先輩たちの様子がうかがえる。きっと同じ思いだったに違いない。

 今でも忘れられない義母の名言「栃の実は3年に一度豊作で、3年一度凶作で、3年に一度平作である。大滝に住んで60年、一度も崩れたことはない。だから凶作の年は軽井沢で栃の実拾いをする。」と言ったように、豊作が続くとねずみが湧き、森が食べられてしまう。そのため、森は自信が抱える生態系をコントロール(支配)するために凶作と豊作を続けるのだという。温度や日射などの天候には支配されない。
 そんなことを考えながら、暑い小屋でのリター仕分けでした。



ブナ・イヌブナ殻斗のカウント作業  しおじの会 K.O.


きれいに仕分けされた殻斗をピンセットで扱い数を記録に残すのは少し緊張しました。今春初めて体験したリター仕分けではその後どう利用・研究されるのかと漠然と思っていましたが、この作業でほんの少しだけ整理の段階を踏んだのかなと思いました。作業前に方法や説明を受けているのですが、呑み込みの悪い私は実際に小さな事でも体験すると現実的になりました。

 

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