リター仕分けされた資料から、ブナ・イヌブナ殻斗(カクト)の仕分けを行いました。
作業の本質は、28林班に25か所設置されている種子等の捕獲機で1か月おきに収集された落下物を仕分けしたものの中から、ブナ・イヌブナ殻斗の数をカウントするもの。
「ブナを中心とした森」は豊作・不作・並みを繰り返している。年ごとの落下した種子の数や重量を測り、当時の天候や気温、風向風速などの基本データーと照らし合わせ、森の豊作・不作のメカニズムを解析する。
といっても作業はいたって単純で、仕分けされた袋から、殻斗の袋を出し、数をカウントするもの。単純なだけに、飽きる!つまらない!もうやりたくない!と悪魔の囁きの三拍子が揃う。そんな中でも、先人たちの仕分けした殻斗袋の中から、種子が出てくると、「何かな?どうしたのかな?眠かったのかな?」と先輩たちの様子がうかがえる。きっと同じ思いだったに違いない。
今でも忘れられない義母の名言「栃の実は3年に一度豊作で、3年一度凶作で、3年に一度平作である。大滝に住んで60年、一度も崩れたことはない。だから凶作の年は軽井沢で栃の実拾いをする。」と言ったように、豊作が続くとねずみが湧き、森が食べられてしまう。そのため、森は自信が抱える生態系をコントロール(支配)するために凶作と豊作を続けるのだという。温度や日射などの天候には支配されない。
そんなことを考えながら、暑い小屋でのリター仕分けでした。
ブナ・イヌブナ殻斗のカウント作業 しおじの会 K.O.





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