夏とは思えない不安定な天候が続き、時折太陽がのぞく久しぶりの好天の中、林道巡視と手入れが行われた。当初は利用頻度の高くない路線を実施する予定であったが、9月に学生が白泰山の登山道を利用した演習を実施するため、事前の下見を兼ね倒木処理や蜂の巣の確認等を実施することになった。この路線は十文字峠を経由し甲武信ヶ岳へ登る国立公園の登山道となっている。道の障害となっている倒木や枝を伐採又は処理しながら進む。シカに樹皮を食われ枯死したリョウブがあちこちに倒れている。リョウブはシカの大好物だそうだ。キハダも多くがシカに樹皮を食べられ立ち枯れしている。これら立ち枯れした木が風雨によって倒れ、生態系の破壊とともに人的な被害の可能性もありシカの害は深刻である。
昼過ぎには目的地である二里観音先ののぞき岩に到達する。ほとんど眺望のない路線だが、のぞき岩からは奥秩父の山並みが遠くまで見渡され、今までの疲れが吹き飛んだ。帰りは、元来た道を戻り途中ショートカットをして帰路に着く。多少の倒木等はあったが、心配だった蜂の巣も見られず、予定されている学生演習の下見と環境整備が無事に終了した。願わくは、今後、台風が来ないことを祈るばかりである。
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